パ
パイパー森さん (892doly7)2022/5/9 18:47 (No.424442)削除5/6付け Bagpipe News(
https://bagpipe.news/2022/05/06/ian-k-macdonald-wins-the-inaugural-joseph-macdonald-memorial-prize-for-piobaireachd/)に、"Ian K. MacDonald wins the inaugural Joseph MacDonald Memorial prize for piobaireachd" という記事が有りました。
今まで聞いたことが無かった賞の名称なのでビビッと反応。
アメリカ、サウス・カロライナ州チャールストンで新たに開催される様になったピーブロック・コンペティション(というか、リサイタル)のレポートです。
CDLT(Clan Donald Lands Trust)が後援していて、ジャッジに Dr Angus MacDonald が来訪しています。
細かい説明は記事を参照して下さい。
記事中にリサイタル全体を収録した 2時間弱の YouTube 動画が張り付けられているのでどうぞ(目を瞑って)ご鑑賞あれ。
4人のパイパーが演奏しますが、各人とも素晴らしくチューニングされたパイプ、かつ演奏内容も非常に高レベルです。
特に、好印象なのは各人とも最後の Urlar をきっちりお仕舞いまで演奏する事。
恐らく、Dr. Angus MacDonald のアドバイスにより、彼が仕切っている Donald MacDonald Quaich で実践しているスタイルを踏襲しているのだと思われます。
新しい場所での新しいイベントらしく、司会者の女性も含めて聴衆の多くがピーブロック初心者と想定されるので、この特殊な楽曲の性格や、演奏前に何故チューニングが必要なのか等、解説も丁寧にされているのが微笑ましく感じられます。
これまで何度も書いていますが、偏ったハイランド・パイプ音楽好きの聴衆よりも、この様な純真無垢な聴衆の方が素直にピーブロックを鑑賞してくれるのが常。
演奏後の温かな拍手からも、その場の和やかな雰囲気が伝わって来ます。
所で、優勝した Ian K. MacDonald の曲は記事に書いてある様に Lament for Patrick Og MacCrimmon では無くて Lament for Donald Ban MacCrimmon です。
演奏者、曲目、演奏時間は次の通り。
Alex Gandy "Rory MacLeod's Lament" (9:06〜23:55)
Nick Hudson "Lament for the Laird of Annapool"(29:50〜47:40)
Ian K. MacDonald "Lament for Donald Ban MacCrimmon"(54:00〜1:17:45)
Ben McClamrock "Bells of Perth"(1:24:24〜1:38:38)
各人とも、演奏前に5分間のチューニングタイムが与えられている様で、上記時刻の凡そ5分前からチューニングが始まります。
チューニング自体も時間が限られているので鑑賞していても退屈しません。
一度はベタに鑑賞しても良いのでは無いでしょうか。
タイミング良く、今日は雨。
私も、2時間ベタに鑑賞した後、各人の音源を切り取ってコレクションに加えました。